医療法人社団城東桐和会タムス浦安病院

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研修をご希望の方へ

リハビリテーション科専門医研修

タムス浦安病院は千葉大学医学部附属病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院、順天堂大学医学部附属浦安病院、東邦大学等を基幹施設とする専攻医プログラムの連携施設となっています。当院における研修の特徴は、通常の回復期リハビリテーション病棟における研修に加え、回復期適応疾患ではないパーキンソン症候群(地域包括ケア病棟)や末期がんリハビリテーション(緩和ケア病棟)等のリハビリテーションも数多く経験することができることです。
専攻医の指導は主にリハビリテーション専門医・認定医が行いますが、地域包括ケア病棟、緩和ケア病棟に勤務する内科専門医、外科専門医などの他領域の専門医にも相談しやすい環境です。全人的医療の視点を養うには絶好の環境です。
学術研究は、施設内に併設される千葉大学病院浦安リハビリテーション教育センターにて最先端のリハビリテーション医療の臨床研究を行っている特任教授が指導を行い、希望者には千葉大学大学院への進学も検討可能です。
最後に、リハビリテーション医療に興味のある先生はぜひ見学においでください。医学生の方も大歓迎です。見学希望の方は、「施設見学について」からお手続きください。

2021年度 リハビリテーション専門研修の所感について

タムス浦安病院は、千葉大学、順天堂大学、東邦大学などの研修プログラムに連携施設として登録し、先生方の受入を行っています。
2021年度は、千葉大学、順天堂大学で研修している3名の先生方の研修をお手伝いしたところです。
1年を終えるにあたり、各先生方からの感想をいただきました。
この感想は、当院でのこれからの指針として活用することはもちろんですが、これからリハビリテーション科専門医を目指す先生方の参考にしていただければと考えHPに掲載いたしました。

【千葉大学リハビリテーション科専門研修プログラムカリキュラム制1年目】

私は整形外科後期研修修了後に、リハビリテーション専門医取得を志し当院に入職しました。
その後に整形外科専門医を取得し、2021年度より千葉大学リハビリテーション科専門研修プログラムでの研修を開始、カリキュラム制(2年間)での研修を当院回復期リハビリテーション科で行う予定です。

整形外科専門医取得後にリハビリテーション科専門医取得を目指される方の多くは、整形外科医としての業務を主軸としながらリハビリテーション科・回復期リハビリテーション病棟も有するような急性期の総合病院でリハビリテーション科研修を並行される方が多いのかなという印象ですが、私は完全にメスを置き転科して回復期病院で研修する道を選びました。

回復期病院(病棟専従)で働くメリットは、整形外科疾患以外の脳血管疾患や廃用症候群の症例にも深く携われること、リハビリテーション科専門研修に必要な病棟業務には勤務時間内に従事できること、日常生活・地域への退院支援の現場に直接携われることが挙げられます。
急性期病院での治療を問題なく終えても、それだけで元の生活に戻れる高齢患者はほとんどいません。自身が選択した退院後の生活を見据えたリハビリテーションの提供にやりがいを感じています。
まだ短い経験ではありますが、転科を考えている方にお伝えしたいことがあります。
・リハビリテーション科には手術以外のやりがいが必ずあるということ
・手術や外来以外でも整形外科の経験と知識は十分に発揮する場面があるということ

〔最後に当院で働くメリット〕

・職員同士の垣根が低く、医師はもちろん全てのスタッフとのコミュニケーションが取りやすいです。
・リハビリテーション科指導医複数名に他科専門医や非常勤の指導医も在籍しており、専門医研修としては十分な指導を受けることが
 できていると感じます。
・首都圏にある中では敷地も広く景色もよく、海沿いのリゾート気分で明るい気持ちで働くことができると思います!

    【順天堂大学リハビリテーション科専門研修プログラム2年目】

    私はタムス浦安病院に勤務しながら、リハビリテーション科専門医取得のため順天堂大学リハビリテーション科専門研修プログラムに入りました。
    研修1年目は、順天堂大学で急性期のリハビリテーションを学び、2年目が回復期のタムス浦安病院になりますが、本院は、リハビリテーション科専門医・指導医が複数名在籍するとともに、各科専門医が在籍しているため、リハビリテーション分野の指導はもちろんのこと、それ以外の専門分野の指導、病棟管理も学ぶことができます。また、先生方の人柄にも関係するのかもしれませんが、色々な疑問点についても気軽に相談することができています。
    入院カンファレンス、退院カンファレンスも多職種が関与して頻回に行われ、診療へのフィードバックも適切です。
    また、本院の特徴として、

    ・回復期では少ない小児装具の手技や癌リハビリテーションが経験できる。
    ・神経伝導検査やボトックスの手技等の指導を受けることができる。
    等があります。

    最後に、タムス浦安病院での研修は、非常に充実しておりお勧めだと思います!


    【順天堂大学リハビリテーション科専門研修プログラム3年目】

    リハビリテーション専門医プロブラムには、基幹病院研修に加えて回復期リハビリテーション病院での研修が最低6ヶ月必要です。基幹病院研修を終えた私は、後期研修2年目より当院の回復期リハビリテーション科で研修をしました。
    気がつけば2年間経っており、当院での研修があっという間に感じました。それだけ充実した研修を行うことができたのだと思います。
    以下に、当院での研修内容について、自身が感じた点を簡単に紹介します。

    〔充実した指導体制〕
    当院には千葉大学浦安リハビリテーション教育センターが併設されており、経験豊富な指導医が多く在籍しています。専攻医に対する専門医・指導医の数が多く、リハビリテーション科指導医をはじめ、高次脳機能障害や嚥下障害のスペシャリストや整形外科専門医、脳神経外科専門医など多様な先生方がおられ、日常診療で悩む点も気軽に相談しやすい環境にあります。
    また、基幹病院からも経験豊富なリハビリテーション指導医が非常勤として派遣され、従前からの指導を継続して受けることができます。
    特徴的な内容では、ボツリヌス療法や神経伝導検査、針筋電図などを経験することができました。

    〔豊富なリハビリテーション機器〕
    当院は20194月に開院した新しい病院であり、先進的なリハビリテーション機器を使用することができます。
    例えば、IVESやパスリーダー、下肢HALなどのロボットリハビリテーション、ドライビングシミュレーター、さらにtDCSrTMSなど、回復期リハビリテーション病院では珍しい機器も備えられています。
    これらも、経験豊富なリハビリテーション指導医から直接指導を頂くことができ、大変貴重な経験ができました。

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