診療部
医療技術部
薬剤師
薬剤師とは
医師の指示に基づき、薬を調剤したり、薬の情報を収集・管理する薬の専門家として働くメディカルスタッフです。
当院薬剤科は、総勢4名の小さな部署です。1階に位置しており、ゆったりとしたスペースを確保しています。その中で院内の内服薬・外用薬・注射薬の調剤やそれに伴う医薬品管理、医薬品情報の収集と周知ための業務を日々行っています。内服薬に関しては、全自動分包機を導入しており、安全性と正確さを追求しています。
外用薬に関しては、できる限り個包装品で調剤できるような薬剤を採用しています。
注射薬に関しては、無菌調剤室にて高カロリー輸液への混注業務を行っており、より衛生的な投薬を実施しております。また、電子カルテを活かした処方監査を行っており、院内の安全な医薬品使用に努めております。
また、必要に応じて病棟に出向き、服薬指導も行っております。薬剤師単独ではなく、看護師や栄養士と一緒に実施して服薬指導の場面でも多職種連携を図っております。
管理栄養士
管理栄養士とは
患者様の栄養状態を把握し、主治医・看護師・リハビリスタッフなど多職種と相談し、食事調整を行い栄養改善のサポートを行っています。また、患者様が安心して食事ができるように衛生管理も徹底しています。
当院では、管理栄養士が入院時から、前医の診療情報提供書や本人・ご家族への聞き取りを実施し、食物アレルギー・嗜好を踏まえ食事内容を主治医と相談し、決めています。
入院後は、栄養状態のリスクに合わせ、栄養評価を実施しています。食形態や、食具の調整を多職種で相談し合って決めています。患者様の個々に合わせた栄養プラン・QOL向上を目指し取り組んでいます。
給食管理について
当院は、28日サイクル献立となっており、毎月行事食や、緩和ケア病棟対象にイベント食も企画しています
配膳
食事提供時間
朝:7:50
昼:12:00
夕:18:00
温冷配膳車を使用し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で提供しています。
個人栄養指導
入院中、食事療法が必要な患者・家族の皆さまを対象に栄養指導を行っています。
(治療食を喫食している・低栄養・摂食嚥下に問題がある患者様を対象としています。)
チーム回診
チーム回診には、NST回診・ミールラウンド・褥瘡回診があり、管理栄養士もチームの一員とし、問題点の抽出を行い、管理栄養士の目線で多職種のメンバーに提案を行っていきます。
放射線技師
放射線技師とは
診断に必要な情報の提供をし、各科医師と連携をとり、正確・迅速な診断、治療のサポートをしていく部門です。患者様の被ばく・苦痛を最小限にし、診断に必要な画像の提供ができるよう努めてまいります。当院ではフルクラウド型システムを導入しており、転院時等必要な患者様の画像情報はメディアにてお渡ししております。
放射線技師が取り扱う装置
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X線撮影装置
- 骨や胸部、腹部の撮影など一般のレントゲン撮影。当院ではFPD(フラットパネル)システムを導入しており、低被ばく撮影が可能。
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X線TV装置
- X線を使用し、体の中をリアルタイムに見ながら撮影する装置。一般的にはバリウムの胃の検査に使われる事の多い装置。当院では主に嚥下造影(食べ物を飲み込む様子の確認)に使用。
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CT装置(64列)
- X線を回転して照射することにより体の断層像を撮影する装置。X線を受ける検出器が 64列あり、1回転で最大64枚の画像が撮影可能。検出器を多列化することにより短時間撮影が可能となり、胸部では約5秒の息止めで撮影できます。最小0.625mm圧のデータを収集でき、検査後は3D画像の作成も可能。
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回診用X線撮影装置
- 移動の困難な患者様の為、病室でも撮影可能な装置。FPD(フラットパネル)システムの為、撮影後その場ですぐに画像の確認可能。
臨床検査技師
臨床検査技師とは
臨床検査技師は、医師が患者様の診断をしたり、治療の方針を決めたりする際に不可欠な「正確で精密な検査データ」を迅速に届けるため、臨床検査の専門家として働くメディカルスタッフです。
医師・看護師・セラピスト・コメディカルスタッフと多職種での連携をはかっており、臨床検査という視点から患者様の診断に尽力しています。
臨床検査の種類
臨床検査には検体検査、生理機能検査があります。
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検体検査
- 人体から採取した血液、尿、喀痰、組織、細胞、体腔液などの検体を用いて調べる検査のことです。
当院では、末梢血液一般、CRP、血液ガス分析、尿定性、各種迅速検査(インフルエンザ・ノロウイルス・CDトキシン・心筋マーカー)を採用し、患者さまの緊急時に必要な検査を行える環境を整えています。その他の検査は提携先の臨床検査センターに委託していますが、必要時には検体を採取した当日中に検査データを受領できるよう連携しています。
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生理機能検査
- 超音波検査、心電図検査など、患者さんの体から直接情報を記録して、体の状態を調べる検査のことです。
当院では、心電図検査、超音波検査、神経伝導検査の装置を採用しています。医師の指示のもと、超音波検査で深部静脈血栓症の有無を確認したり、神経伝導検査で末梢神経障害の評価を行うことで、リハビリテーション医療に必要な検査データを提供しています。